最近読んだやつを適当に並べていく。読んだの自体はあんま最近じゃないのもあるけどそこはご愛敬。
読んだ言うてるので文字媒体メインで。
うっすらバレありなのでここで畳んでおく。
小説
・桐島、部活やめるってよ
桐島は登場こそしないけど、桐島はそこに居るんですよね。どう映画にしたんですかね?見てないからわからんけど。機会あったら見てみます。
登場人物は軒並みデリカシーか自尊心のどちらかを持ち合わせていないわけですけど、その中で文庫版にて別所から収録された東原かすみ14歳の章は読むか読まないかでかなり物語全体の印象が変化するのではなかろうて。
こういう脳内のドロドロとした思考を一人称で垂れ流すタイプの文体はサラサラ読めるのであんま時間掛かんなくていいですね。前田少年は強く生きろ。
・誤解するカド ファーストコンタクトSF傑作選
みなさんご存じあのヘテロラブ宇宙人撃退アニメの原作。ではなくて。
アニメに便乗して編まれた短編集。ファーストコンタクトSFとは銘打ってるもののこれはグレーじゃない?なものが混じっているのはご愛敬。
ちなみに全部初読。
以下おもろい編ピックアップ。
・筒井康隆「関節話法」
当たりの筒井康隆。この時点で別にファーストコンタクトではなくない?もう第三種接近遭遇済でしょ。
・小川一水「コズミックロマンスカルテット with E」
ドタバタしてて楽しいやつ。
・シオドア・スタージョン「タンディの物語」
小さな子供らの描写が小気味いい。
・フィリップ・K・ディック「ウーブ身重く横たわる」
輪廻の豚とかとも言うらしい。物理的に食したはいいけど精神的に食われたのはどっち?って話ですね。よろし。
・円城塔「イグノラムス・イグノラビムス」
比較的近年のものの中だと一番良かったかもしれん。きっちりオチも付いていていい読後感。零した涙が切ない。
忘れそうだからメモしとく。
センチマーニ人が語るのは簡潔に言うとPCと携帯でアカウント共有してるみたいなことだよね。同じ状態を示すコードが入力されれば別の場所に同時に存在しうる。ネット回線がなくても。細かいニュアンス拾えてない気がするけど今はこれ以上の例えが出てこない。
・コニー・ウィリス「わが愛しき娘たちよ」
後から調べてずいぶんお茶の間を騒がせた編だと知りました。”OMANKO”の神聖六文字健全寄り(?)のレーベルの小説媒体のこの密度で見たの初めてすわ。
読みやすくてよかった。
・野崎まど「第五の地平」
当然の権利のように図式が出てくるとまどだなぁって感じがします。まどでした。
ちゃんと最後の1文で話まとめてこられたのでお手上げです。当たり。
正解するカドもだいたいこんなノリだからね。見ましょう。
漫画
・娘の友達
前半部は結構楽しく読めたけど、後半になるにつれ「これもうどうしようもなくない?」感が強まったと思ったら案の定。この設定で丸く収めるほうが難しくないか?と言われたらその通りだとしか言いようがないんですけど、予定調和的に落ちていくのもなんなのであとひとひねり欲しかったなぁって。
服や小物類がかわいかったのはよし。
・寿エンパイア
無料になってたので読んだ。
後半話で対決するキャラクターのバックグラウンド毎回やるのだんだんこっち描くのメインになってきてる感じがある。
エンジョイ!
・僕と君の大切な話
となりの怪物くんから少女漫画的治安の悪さを差っ引いたらかなりストレスフリーに読めた。
会話劇主体なので個人的にかなり好きなやつ。小気味の良い会話ができるとバイオリズムが合ってる気がする。
・ちはやふる
なんだかんだチマチマ読んでたらいつのまにかえらい巻数が出ていた。
名人・クィーン戦の最終的な落としどころをどこに持っていくがが気になる。勝ち負けというよりはその先の未来含めて。
気になるんだけど、脇役端役のエピソードを終わる前にギリギリまで詰め込んでくるから、ちょくちょく「えっ誰だっけこいつ」ってなるのが玉に瑕。
いやー連載長いっすねほんと。どうやら14年くらい連載してるっぽくてビビる。
・死神ドットコム
死神ドットコム / 優しい内臓 おすすめ無料漫画 - ニコニコ漫画
3話までとりあえず読めるので読んで、どうぞ。1巻少し前に出ました。
あんまり綺麗じゃないっつーか汚い方のきらら。結構好き。
・最果てのソルテ
最果てのソルテ - 水上悟志 / 第1話「魔法汚染」 | MAGCOMI
なろう読んで描いたらしいハイファンタジー。更新が遅い。
エンジン点火するのが従来作と比べてもなかなか早いあたりに影響を感じる。更新は遅い。
ネット記事
第10回:禁止制限改定と『神河:輝ける世界』のもたらした世界
(左手の指を立てる仕草)
天啓と安息地とゼロ除算がいなくなったら4マナカードとPWに存在意義が生まれましたとさ。
jスピのあまりある言語化能力(最近これもいろいろありましたね)と単純ながら肝心要の多種多様なデッキタイプの紹介、と環境初期の理解としても読み物としても面白い1本。
とりあえずエスパーミッドレンジかナヤルーンあたり回しとけばうまぶれる感。『皇。』がマジ強いっすね。瞬速は正義。
【遊戯王VRAINS考察】遊作サイドの伏線の話【ネタバレ】
VRAINS見終わってから感想やら考察やら見てた時に理解の助けになったやつ。ああタスカルタスカル。
VRAINS自体はあんまり世間の評判はよろしくない、というのは置いといてもわかりにくいアニメであることは事実だと思う。メインキャラが全体的に物静かで大事なこともあんまり口に出してはっきり言ってくれないってのもあって、真面目に見る*1ことを要求されるってのが第一の感想だし。
ネタ的消費で盛り上がるのもミラフォやら勅命やらガリガリ鬼塚やらあるけど他のタイトルに比べるとやりづらいイメージがある。
枠はホビーアニメだけど中身は対象年齢からは少し離れた、テーマを一本通す代わりに雑に見ても*2楽しめる構造ではないよね。
記事の話じゃなくて普通にアニメの感想の話になってしまった。いつかもうちょい纏まったら中身についてもう少し踏み込んで書くかもしれない。
今日はこのへんで。
適当にタイトル挙げたりリンク貼ったりするだけで内容が盛られていくように見えるので引用はアド。